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訪問看護事業、開始します

当クリニックでは、2023年4月から訪問看護事業を開始します。

コンセプトは、「医師と訪問看護師による、より質の高い治療を目指して」です。

これまで近隣の訪問看護ステーション様と協力して在宅での医療・看護を行ってきましたが、おのおのが独立した組織であったためどうしても報・連・相が十分にできなかったり、遠慮がありました。もちろん、お互いが独立した組織であったことで、馴れ合いにならず適度な緊張感をもって協力しあえた という良い面もありましたので、近隣の訪問看護ステーションとの協力関係は引き続き継続します。

ただ、終末期医療において患者様に最良の医療・看護を提供するには、医師と看護師が同じ職場にいてお互いに意見交換しながら知恵を出し合うことが不可欠だと考えるに至りました。

当院で採用している訪問看護師は、北播磨総合医療センター緩和ケア病棟で勤務していた緩和ケアのプロになります。

患者様、ご家族様、ケアマネジャーや地域連携室の方々、看取りを含めて訪問看護が必要なケースがありましたら当院までお気軽に相談ください。

いつでも医師と看護師が協力して患者様をお守りします。

 

 

以下、訪問看護事業管理者からの、訪問看護への想いです。

「はじめまして。

まず少し自己紹介をさせていただきます。私は、北播磨総合医療センターで9年半緩和ケア病棟で勤務してきました。本当にあっという間でしたが、日々悩み、勉強に励んだ時間は、私にとって学びの多い大切な時間となりました。

緩和ケア病棟では、終末期の患者さまの最期を1000件以上関わらせていただきました。そこで、様々な患者さまご家族さまと過ごさせていただきました。その日々は私にとって宝物となっています。病棟では、「在宅で最期を迎えたい」との想いを持たれた患者さまとの出会いも多くありました。しかし、患者さまの病状や、ご家族さまの状況により、在宅での最期を諦める方もおられました。その時も患者さまご家族さまの複雑な想いは今でも忘れられません。

 

病院を退職後、「幸せな在宅での看取り」を少しでもお手伝いさせていただきたいと思い、2023年4月よりさくら内科クリニックで訪問看護に携わらせていただくことになりました。病院で提供されていた緩和ケア治療を在宅で提供し、苦痛のある患者さまが少しでも安楽に在宅で過ごせるようにお手伝いさせていただきたいと考えています。また、大切な人がこれからどうなっていくのか不安を抱えているご家族さまにも寄り添い、看護の不安が少しでも軽減するように一緒に考えていきたいと思っています。

 

在宅医療に正解はないと考えています。患者さまご家族さまの個々の状況は違いますし、病状の変化も多岐にわたります。ご家族さまの想いも日々揺れるでしょうし、毎日想いが変わるかも知れません。目まぐるしく変わる状況に対応できるように、常に自己研鑽を怠らず、「幸せな在宅での看取り」のお手伝いができるように頑張りたいと思っていますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。」

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