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血管性認知症

血管性認知症とは?

脳の血管の一部が詰まる脳梗塞、破れる脳出血などが原因で、血流が途絶え脳細胞が死滅することで起こる認知症の総称です。

ダメージ を受ける脳の場所によって症状が異なります。手足のしびれや麻痺などの神経症状を伴うことが多いです。

感情失禁といって、急に泣いたり怒ったりする症状も時にみられます。

血管性認知症の治療は?

脳血管障害の再発予防と、リハビリテーションが二本柱となります。

①脳血管障害の再発予防

残念ながら、一度失われた神経細胞はもとに戻すことはできません。

脳の血管がさらに詰まったり、破れたりして、新たな脳の神経細胞が失われないように、血圧をコントロールしたり、糖尿病や脂質異常症等の生活習慣病をきちんと治療することが最も大切です。

血管性認知症は脳血管障害を再発することで悪化していくことが多いため、再発予防が特に重要です。
危険因子は喫煙や飲酒、運動不足など、生活習慣の中にあります。飲み過ぎず、適度な飲酒ならかまいませんが、喫煙は動脈硬化を引き起こす原因ともなりますので禁煙しましょう。肥満も危険因子となりますので、低栄養を防ぐ食事管理と、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れた運動習慣もつけましょう。

②リハビリテーション

リハビリテーションは必要ですが、ご本人も意欲が低下している場合があるので、簡単には取り組めないこともあるでしょう。
そんなときは、ご本人の趣味を思い出させたり、毎日楽しんで行うことができる日課をつくったりするなど、少しでも意欲的になれる環境を整えましょう。毎日少しずつでも体を動かすようすれば、次第に意欲が湧いてくる可能性があります。デイサービスやデイケア、訪問リハビリテーションなどを利用して、専門家の指導を受けることも重要です。

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