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前頭側頭型認知症

前頭側頭型認知症とは?

前頭葉(人格や社会性、言語に関与)と側頭葉(記憶や聴覚、言語に関与)の神経細胞が少しずつ壊れていくことによって、さまざまな症状が出てくる認知症です。

同じ行動を繰り返す、自分勝手な行動をとる、言葉の意味がわからなくなる、言葉がでなくなる といった症状が出現します。

アルツハイマー型認知症に比べ発症年齢は若く、65歳未満で発症することが多いです。

前頭側頭型認知症の治療は?

残念ながら、前頭側頭型認知症の進行をくい止める薬剤はありません。

上手く介護者が付き合っていく、という点がポイントになります。

病気を理解して、介護疲れにならないようにする

前頭側頭型認知症は、発症年齢が比較的若く、ご本人が「自分は病気である」という自覚が乏しいこと、社会的にトラブルになる行動なども目立つため、他の認知症以上に、ご家族による介護の負担や悩みは大きなものとなります。ご家族だけで抱え込まず、専門医や福祉サービス、家族会など専門の方、同じ境遇の方々と情報を共有し、連携していくことも大切となります。

常同行動を利用する

前頭側頭型認知症の特徴的な症状に同じ行為を繰り返す「常同行動」があります。
これを逆に利用して、ご本人の生活に適したケアを行うことも効果的です。例えば、毎日同じ時間にデイケアに通う、同じスタッフとなじみになるなど、「時刻表的行動」を生活の中にうまく取り入れられれば介護の負担も軽減できます。強引に止めてしまうと、急に怒ったり、暴力を振るったりすることもあります。できる限りご本人の意思に任せて自由にさせることも必要です。

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