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気象病について

[2022.06.14]

近畿地方では14日(火)には広く雨が降り、梅雨入りの可能性が出てきましたね。

天気の変化と病気の関係は昔から知られており、「気象病」と呼ばれてきました。中でも天気が崩れると慢性の痛み(腰痛、肩こり、片頭痛、骨折後の痛み、三叉神経痛、線維筋痛症の痛みなど)が増強する「天気痛」は気象病の代表です。

痛みだけでなく、めまい、耳鳴り、倦怠感、気分の浮き沈み、イライラ など様々な症状が天気、気圧の変化によって起こり得ます。

このような症状を感じる方は日本人で約1000万人いるとされ、決して珍しいものではありませんし、最近外来をしていると調子を崩されている方が多い印象を受けます(もちろん気象病と決めつけず、きちんと病気が隠れていないか はチェックしています)。

気象病の原因は、内耳にある気圧センサーがその気圧の変化を感知し、自律神経が乱れるため とされています。

天気はどうしようもできませんので、我々がせめてできる対策は

①自律神経のバランスを整える・・・つまり規則正しい生活を送ることですね。十分な睡眠をとり、朝食をきちんと食べて、適度に運動もする ことが大切です。

②血流をよくする・・・耳回りのマッサージや、ツボを刺激することが有効です。「気象病 マッサージ」とか「気象病 ツボ」などで検索してみてください。

③漢方・・・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)や五苓散(ごれいさん)が有効です。

 

気象病のせいでなかなか気分や体調がスッキリしない場合は、漢方薬をお出ししますのでお気軽に相談くださいね。

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